私の最初の消しゴムはんこ作品は同僚への誕生日プレゼントで、ナガガジという魚でした。
当時、私たちは特殊なタンパク質の研究をしている研究室で研究補助員として働いていました。
ナガガジはタンパク質を抽出する材料として使っていた魚なのですが、食用として一般に流通することがなく、研究者と漁師さん以外おそらく誰も知らないマイナーな魚です。「私たちのナガガジが消しゴムはんこに!」と喜んでもらえたことがとても嬉しい思い出になりました。
もっといろいろな魚に挑戦したくなって調子に乗って作り続けた結果、いつの間にか魚は101種類になっていました。
ナガガジ (復刻版)
ヌルヌルとした細長い魚。
道東の漁場でホッカイシマエビの網によくかかるが、売れない厄介者。